企業がSNSを運用するポイントや注意点とは？

近年、さまざまな企業が「SNS運用」に力を入れています。理由は従来の広告に頼った一方的な発信よりもはるかに効果があるからです。そのため大手から個人まで、さまざまな企業が参入するようになりました。では、SNS運用とは一体どんなものなのでしょうか。今回は、企業がSNS運用をするポイントについて詳しく紹介します。

SNS運用とは？企業にとって重要な理由

SNS運用とはどんなことなのでしょうか？こちらではSNS運用・企業にとってSNS運用が重要な理由について詳しくご紹介します。

そもそもSNSとは何か？

SNSとは、インターネット上に存在するプラットフォームを介して、ユーザー同士がつながれるサービスのことです。ちなみにSNSとは「Social Networking Service（ソーシャルネットワーキングサービス）」の頭文字からとった略字のことです。

SNS運用とは何か？

SNS運用とは、SNSを使った商品・サービスの宣伝、または企業・個人ビジネスに関する情報発信をすることです。イメージとしては自社の商品・サービスのテレビ・ラジオコマーシャルをSNS上で行っているようなイメージです。

SNS運用の特徴とは？

SNS運用の特徴は、企業・個人の発信に対して、ユーザーから「リツイート（再ツイート）」「リプライ（返信コメント）」「いいね（賛同）」などのリアクションが返ってくることです。

SNSにおいてのリアクションのことを「エンゲージメント（engagement）」といいます。これまでのテレビ・ラジオからの一方的な発信とは違い、リアクションがあることがSNS運用の大きな特徴です。

企業にとってSNS運用が重要な理由とは？

企業にとってSNS運用が重要な理由は、ユーザーから自社に対して関心を持ってもらえることです。SNS運用はユーザーから「リツイート」「リプライ」「いいね」などのエンゲージメントがもらえることから、ユーザーが自社のどんな点に関心があるのかを知ることができます。

次に、企業のSNS運用におけるメリットについて詳しくご紹介します。

自社の認知度アップが簡単にできる

自社の認知度アップは簡単ではありません。なぜならユーザーとの接触の機会ができるだけ多くないと認知が難しいからです。ただし従来型の広告を使うとコストと手間がかかります。ところがSNS運用であれば、無料で何度も発信ができるので認知度アップを簡単にすることができます。

自社や自社商品のブランディングができる

SNS運用では、自社の企業文化を発信したり、自社商品の独自性を発信したりします。それによりユーザーに自社の企業文化を知っていただいたり、商品を使っていただくことができ、印象がよければ、ブランドイメージの向上につながります。SNS運用をすることで自社や自社商品のブランディングが可能です。

自社や商品のファンづくりができる

企業がSNS運用をすると、ユーザーからさまざまなエンゲージメントをいただけます。逆に、ユーザーのエンゲージメントに対し企業が「リツイート」「リプライ」「いいね」などのリアクションを返すことで、ただのユーザーからファンになります。そうなるとLTV「Life Time Value（顧客生涯価値）」を高めることが可能です。

SNS運用を始める際のポイント

SNS運用を始める際にはどんなポイントを意識した方がよいのでしょうか？こちらではSNS運用を始める際のポイントについて詳しくご紹介します。

アカウント名は企業名のみでなく個人名を入れる

SNS運用を始める際のポイントは、アカウント名は企業名のみでなく個人名を入れることです。理由は、企業名のみで発信するとユーザーとの間に壁ができてしまうからです。そうなると従来の広告と変わりません。

SNS運用を成功させるには、何よりもユーザーとの距離の近さが重要です。具体的には、アカウント名は「〇〇株式会社の山田太郎」という風にしましょう。

そうすることでユーザーとの距離が近くなり、より発信に耳を傾けてくれます。

企業がSNS運用を始める際の注意点

企業がSNS運用を始める際には、どんな点に注意した方がよいのでしょうか？こちらでは企業がSNS運用を始める際の注意点について詳しくご紹介します。

炎上のリスク

企業がSNS運用を始める際の注意点は炎上のリスクです。ほとんどのSNS運用の発信者は、炎上目的の発信は考えていません。ただしSNSの発信者の意図とは、まったく違った意味で受け取るユーザーもいます。

そうなるとリプライされ、次にリプライを読んだ他のユーザーがリツイートをし、爆発的な拡散に発展します。一度炎上すると、謝罪してもユーザーの怒りはおさまりません。そうなると沈静化するまで待つしかありません。

炎上は、企業側の発信するコメント・画像をネタに火が付くので、日ごろからコメント・画像には気を付けて発信するようにしましょう。

まとめ

今回は、企業がSNS運用をするポイントについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、企業がSNS運用をするポイントは、アカウント名は企業名のみでなく個人名を入れることです。企業名での発信は認知度が高いのでインプレッションは高めです。

ただしSNS運用にもっとも重要なエンゲージメントが来ないので、好意をもってもらいにくく、ファン化がしづらい傾向にあります。